「メダカの学校と地域交流ネットワーク事業」(以下、当事業)は、障がい者や高齢者が生き甲斐を持ち安心して暮せるために、メダカの飼育を通じてもたらされる世代や地域、業種を超えた交流によって社会福祉の向上を図ることを目的としています。
当事業は、独立行政法人福祉医療機構様より助成を受け、NPO法人なじみのふるさとが主催しています。詳しくは「当事業について」ページをご覧下さい。
昔は、水田や用水路に多くのメダカやミジンコが住んでいましたが、今では農薬の影響で見られる数も少なくなりました。講師の先生からは、日本の黒メダカが絶滅危惧種に指定されたと教えて頂きました。その一方でメダカの里親様には、「メダカが増えて困っても生態系が崩れますので、川などに絶対流さないで欲しい。」というご指摘もありました。メダカの寿命は2~3年で淡水魚の中で一番小さな魚であることや人間と同じように内臓もあるといった話も興味深くお聞きしました。最近は、品種改良によって生まれた色や形が美しいヒメダカや楊貴妃といった高価なメダカも観賞用として広く飼育されています。メダカは稚魚になってから3ヶ月で卵を産むことができ室内の温度の高いところでは一年中、産卵が可能とのことでした。
肝臓にある多くの酵素の働きや大腸、小腸、腎臓の機能など身体の仕組みを詳しくお話して頂きました。また、すい臓癌の早期判断が可能となったことなど最新の医療技術の紹介もありました。
薬の作用、副作用の話や錠剤、散剤、カプセルの役割りや飲み方、服用時間、効き方などをわかりやすく教えて頂きました。これまで曖昧だったことがよく理解できました。
今日の献立は、ご飯とお味噌汁、カボチャの煮物とツルムラサキのお浸しです。
ツルムラサキの健康効果
ツルムラサキは、最近食べられるようになった野菜で、高い栄養価から注目されています。ビタミンCやカロチン、鉄分やカルシウムが豊富でホウレンソウと比べカルシウムは約4倍、ビタミンA・Cは約1.2倍も多く含まれています。ビタミンCは風邪の予防や美容に効果的に働き、ビタミンAやカロチンは、活性酸素の生成を防ぐ抗酸化作用で癌の予防に効果があるそうです。カルシウムは、骨や歯を丈夫にし骨粗鬆症を予防し、鉄分は貧血の予防に欠かせない栄養素です。
ツルムラサキには、成長に欠かせない疲労回復効果もあるビタミンB群、高血圧予防、むくみの改善に効果があるカリウム、便通を促し大腸がんを予防する食物繊維など、様々な栄養素が多く含まれています。暑さで食欲のなくなる夏場の栄養補給にも効果的な野菜です。食べ方としては、油炒めや天ぷらにしたり、お浸しや和え物にするのがお勧めです。